ニュースレター
第5回日中泌尿器科会議の報告

 2011年10月29日午後CUA大会期間中に第5回日中泌尿器科会議が南京にて開催されました。約100名の日中泌尿器科の医師が今回の会議に参加され、学術交流を致しました。

 日中泌尿器科会議中国代表、北京大学呉階平泌尿外科医学中心那彦群教授が開催の挨拶をされ、会議が開会されました。 座長は東京大学本間之夫教授、北京大学呉階平泌尿外科医学中心張祥華教授および川崎医科大学永井敦教授、中国医科大学毕建斌教授が勤めて下さいました。

 日中双方から15名の先生から膀胱癌の臨床・基礎研究、前立腺癌のロボット手術、動物模型を用いたレーザー手術経験、間質性膀胱炎の治療、前立腺癌のブラキー療法、前立腺癌発症を予測するSNP研究、BPH薬物療法等が発表され、活発な討論が展開されました。

 最後に日本代表、岡山大学泌尿器科公文裕巳教授が今回の会議を総括され、皆様の今回の会議へのご参加と積極的に討論に参加されたことに感謝の言葉を述べられ、会議は閉会致しました。

 今回の交流会に先立ち、日中泌尿器科会議の理事会が開催されました。日中泌尿器科会議中国代表、北京大学呉階平泌尿外科医学中心那彦群教授および日本代表、岡山大学泌尿器科公文裕巳教授が理事会の司会を担当され、中国側としてCUA理事長 叶章群 教授、CUA副理事長 孫則禹 教授、孫光 教授、孔垂则教授および北京大学 張祥華 教授、李宁忱 教授、中国医科大学毕建斌教授、日本側より東京大学 本間之夫 教授、東海大学八王子病院 内田豊昭 教授、川崎医科大学永井敦教授、香川大学呉秀賢先生および岡山大学 賀来春紀が参加致しました。日中交流の5年間を回顧し、今後の交流の仕方について討論されました結果、CUAとJUA学会間の公式的な交流が重要であることが共通の認識に達し、人的交流、学術交流についてCUAとJUAが具体的に協議していくこととなりました。今後、日中の泌尿器科の交流がますます発展していくものと思われます。

 

第五回日中泌尿器科会議理事会記念写真