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中国泌尿器科学会30周年祝賀式典参加報告

 2011年10月27日~30日、中国南京市にて第18回中国泌尿器科学会総会が開催された。今年は中国泌尿器科学会設立30周年に当たり、中国国内外より約3000名の泌尿器科の医師が参加し、30周年を盛大に慶祝した。岡山大学からは公文裕巳教授、上原慎也講師・医局長、賀来春紀が参加した。
 式典会場のロビー通路の両側には長いポスターが貼られ、CUAの歴史、歴代理事、各研究グループのメンバーが紹介されていた。日中交流に関してはCUA国際名誉会員の公文裕巳教授、国際交流の部分には日中泌尿器科会議の紹介が展示されていた。
 式典大会場は満席で、会場中心にアメリカ、ヨーロッパ、日本、韓国およびCUAの先輩方、CUA理事など約100人が座られた。演壇中央の巨大スクリーンには「CUAの現代化、科学化および国際化を推進」、「奮起して、前進し、結束力を強め、輝き続けろ」の文言が繰り返されていた。
 壇上には中華医学会幹部、江蘇省副知事、江蘇省衛生局幹部、大会主席那彦群教授、CUA理事らおよびSIU、EAU、AUA、JUA、KUAなどの来賓が着席された。
 式典では30年来のCUAの歴史を回顧され、現代化されたCUA、国際的になったCUAが賛美された。初代CUA理事長呉階平院士の功績が讃えられ、CUAの発展に貢献したCUA会員が表彰された後、CUAの発展に多大な貢献した8名の先生方に国際栄誉会員証書が配布された(東京大学本間之夫教授がCUA国際栄誉会員証書を授与された)。
 大会開会式に引き続き、招待講演が催された。今回のCUA総会の演題数は6048題に上り、そのうち英文演題は437題あり、国際会場、CUA-JUA会場、CUA-KUA会場も設けられていた。
 CUAは飛躍的に進展し、医師の手術技量の進歩の著しさを実感した。今後は臨床研究、基礎研究を含め日中の学術交流を一層強めて行きたいと思う。

岡山大学 賀来 春紀


JUA理事長本間之夫先生とCJUA日本代表公文裕巳先生
CUA30周年式典 CUAポスター

第三回日中泌尿器科会議理事会記念写真

公文裕巳CUA国際名誉会員