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中国泌尿器科学会(中華医学会泌尿外科学会分会)について

中国泌尿器科学会は 1981 年に、中国の泌尿器科創立人の一人である呉階平( wu jieping )氏により設立された。
しかし、中国泌尿器科の歴史は、 1920 ~ 30 年代に遡る。謝元甫、曹晨涛、王以敬、施錫恩、王歴畊等諸先輩の卓越なる才知と多大な努力が布石となり、呉階平、許殿乙、熊汝成、虞頌庭、馬永江等、新中国の科学者達の地道の努力によって泌尿外科学会分会の設立が出来た。
泌尿外科学会分会の設立と諸先輩方の優れた学術業績こそが、今日の中国現代泌尿器科の堅実たる基礎となっている。

1981 年 11 月 6 日から 11 日まで、南京で第一回全国泌尿器科学術会議が開かれ、中国泌尿器科学会の設立が宣言された。第一期の理事長として呉階平氏が選出され、馬永江氏、虞頌庭氏、熊汝成氏が副理事長に、邵鴻勛氏は秘書長を務めた。
理事の数は44人にのぼり、理事会の任期は4年。呉階平、顧方六、郭応禄、那彦群が相次ぐ理事長を務めた。 2004 年 10 月に、第7期理事会が選出され、現在に至る。

第 1-4 期の理事会は泌尿器科人材の育成を重視し、国内、国際的な学術交流を多く行ってきた。
その努力によって中国泌尿器科は学術領域に置いて著しい発展を成し遂げ、世界泌尿器科に仲間入りを果たした。

第 5,6 期の理事会は香港、アカオ特区、台湾地区および全球華人の泌尿器科学者、そして国際泌尿器科学術界との学術交流を強化し、泌尿器科各領域の人材育 成に精を出した。
1998 年第 5 期理事長の郭応禄氏は「 2020 年我が国の泌尿器科水準を世界レベルに達するよう」と目標を掲げ、多くの泌尿器科医を激励してきた。
2004 年 10 月、数多くの青年委員が選出された。「プロフェションな学会管理の規範」、「泌尿器科疾患の診療の規範」と二つの目標を掲げ、那彦群理事長の指導の下で、活気一杯の第7期理事会がスタートした。

学術交流と人材育成は本学会の主な仕事である。
歴期理事会および全国泌尿器科医の努力により、我が国の泌尿器科のネットワークは拡大しつづ、学術レベルも日々向上している。



中華医学会泌尿外科学会分会HPより抜粋、翻訳(文責 賀来春紀)