腎盂尿管移行部狭窄症

診療案内

どんな病気?

腎臓で作られた尿が集まる腎盂(じんう)とその尿を運ぶ尿管への移行部が狭くなり、尿の流れが悪くなりさまざまな症状を引き起こす病気です。生まれつき狭い人と、成長してから血管の異常などにより狭くなる人がいます。間歇的な(時々感じる)腰の痛みが典型的な症状ですが、感染や尿路結石の原因になることがあります。また、長いあいだ狭い状態が続くと腎臓の働きが低下するリスクもあります。

どんな検査が必要?

エコーやCTで腎臓の腫れ方や尿管の狭い位置、血管の異常などを評価するほか、レノグラムという検査で左右の腎臓の働きを比較します。左右どちらかに起きることが多いですが、両方にできることもあります。

どんな治療をするの?

症状や、病気のある側の腎臓の働きの程度により治療法を決定します。根本的な治療として、狭い部分を切除し腎盂と尿管をつなぎ直す手術(腎盂形成術:じんうけいせいじゅつ)を行います。2020年4月にロボット手術が保険で認められるようになりましたが、細い管状の臓器である尿管を縫ってつなぐこの手術は細かい操作が可能なロボット手術が適しています。当科では保険適応以前からロボット手術を行っており、多くの症例の経験があります。

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