ロボット手術(DaVinci)

先進的医療

 低侵襲手術を実現するために開発された手術支援ロボットであるda Vinciサージカルシステムは2009年に本邦で薬事承認され、国内で2010年にda Vinci発売開始となりました。同年、国公立大学では初めて岡山大学がda Vinci Sを導入しました。先進医療として当科で運用していましたが、2012年の前立腺全摘除術の保険適応から、その有効性、安全性が広く評価され、2018年には適応が拡大し、各診療科での運用も開始されました。2023年から当院では3台体制で運用していますが、その実績から当科がその発展の中心的な役割を担っています。2022年6月には累計1500例を突破し(写真)、2023年の年間ロボット手術件数は岡山大学が国立大学病院では1位であり、内訳は泌尿器科が184例でトップでした。当科では保険収載されている術式ははもちろん、ヨーロッパ・アジア初、世界第4例目のロボット自家腎移植、日本初のロボット腎盂形成術などを行っています。

岡山大学における体腔鏡下手術症例数(2023年)
副腎摘除術(うちロボット支援下) 24(1)
腎摘除術(うちロボット支援下) 30(12)
腎部分切除術(うちロボット支援下) 40(40)
腎尿管全摘除術(うちロボット支援下) 7(0※)
ドナー腎採取術 11
腎盂形成術(うちロボット支援下) 8(8)
膀胱全摘除術(うちロボット支援下) 33(33)
前立腺摘除術(うちロボット支援下) 66(66)
腹腔鏡下仙骨膣固定術(うちロボット支援下) 20(20)
小計 239

※ロボット支援腎尿管・膀胱全摘の3症例は除く

現在主に行っている手術に関しては下記のリンクより詳細を確認ください。


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